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月夜の蟹


ようこそのおはこびで      厚く御礼申し上げます
by 白虎
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天地人 第四回『年上の女(ひと)』

またしても戦国トレンディドラマ…orz

今回、景勝様は終始キョドキョドしてて、あんまり良い所がありませなんだ。
せめて戦での目覚ましいお働き振りの場面でもあればなぁ。
さっくりとナレーション&上田衆の語りですっ飛ばされてしまいましたよ。
北村殿の武者振りはさぞかし凛々しかったろうに勿体ない。
何度も言いますが、これ、戦国ものだよねぇ?いいのか?こんなんでo(_ _*)o
漏れ聞こえて来る脚本家の方の評判がナニなので、そこはそろそろ諦めた方が良いのかも知れませんが、さて、どうしよう。
もうこの際キャラ萌えに徹しようかな(笑)

戦にお供が出来なかった事で、気落ちしてる兼続を励ます安部と泉沢。
お小姓達の中で一番年長で、殿を憧憬の目で見つめていた少年は、長じて凛々しい青年になっておりました。前回、戦支度で殿の館に駆けつけた安部は格好良かったです。
上田衆の面々は、それぞれに少年の頃の面影が残ってて面白い。
あの雪の日の出来事で、雲洞庵の仲間とも絆が深まったのだね。
「お前がおらぬと、上田衆は纏まらん」
二人にそう言われて、ウルウルの兼続。相変わらず可愛い奴だなぁ。

与七@小泉孝太郎くんもすっかり大きくなって登場です。
兄ちゃんが十四とすると、彼は十二、三ですか。う〜ん、若い ( ̄Д ̄;;
母上の病は心配ですが、里の場面はのんびりしていて癒されますね。

華姫との婚儀が決まり、真に上杉の人間になる影虎の扱いを巡って喧々諤々の上田衆。
常日頃何かと比べられている殿も、母と妹が離れる事で心中穏やかではない様子。
そんな、あまり感情を表に出さない殿の心を慮る兼続がなんともいじらしい。
一方で北条の人質として流されるままの人生と諦めて過ごしていた自分を、上杉に迎え入れてくれた謙信への恩義に報いるために働くと言う景虎と、この先何があっても景虎の傍にいて、決して一人にはさせないと誓う華姫の場面は、今後の暗い展開を暗示しているかのようでした。

兼続とお船が祝いの品を買いに出た先で、雨に打たれて二人きり…は、ベタ過ぎるのでもう何も言いますまい。
雨に濡れた婦女子をチラ見する兼続の、あの年頃の男子っぽいキョドりようは面白かったけど、お船ちゃんは絶対狙って言ってるよ感ありまくり。
今後の二人の成り行きはもう決まっている訳で、あんなに初心なリアクションを見せてくれちゃっている殿の初恋にはどうオトシマエつけて下さるんでしょうかねぇ?
このままなし崩しに無かった事なんかになったら、あまりに殿が不憫だよ。

打って変わって信長さんちだけは戦国ムード。
信長@吉川公は怖そうな雰囲気がなかなか良いです。
あの人はやっぱり赤のイメージなんだな。
輿に乗って御所へ向かう謙信の姿を『洛中洛外図』にわざわざ描き加えさせて、上杉に送りつける信長。
あの「絵師!」とかって呼びつけられてた人は、多分狩野派の凄い人なんじゃなかろうかなぁ…にしてはちょい役で可哀想でしたね。

届けられた豪華な金屏風を嬉々として眺めていた兼続は、使者としてやってきた初音に信長の意図を尋ねられて愕然とする。
兼続は絶対に例のウルウルの瞳で、御館様に直訴させて欲しいと縋り付かんばかりに殿に頼み込んだのに違いない。

『あまりにせがむので、やむなく連れて参りました』

と、困惑めいた殿の台詞がそれを端的に表しているようだ。
「思い込んだら後には引きませんよ」的なキラキラした目で訴えられては、そりゃあ殿も嫌とは言えまいよなぁ。
ま、兼続が思いつくような事は、御館様もお見通しなんだけれども(笑)。
『金の衣を纏った果たし状』ってのは格好良い言い方だ。
またしてもこの目で信長を見たいので、使者にしてくれと御館様に訴える兼続。
そんな彼に困ったなぁと言う顔をする殿ですが、

『わしが出来ぬ事を、あやつがやってくれていると思えば…』

そう言って小さく笑う殿は、きっと自分に無いものを補う存在としての兼続を誰よりも買っているのだと思います。
そして、あの何処までも真っ直ぐなもの言いを羨ましいと思っているのかも。
そんな殿の下で働く兼続は、つくづく幸せな奴だ。

そんで来週は「兼続の大冒険の巻」…ははは(´・ω・`)
by baihu667-shie | 2009-01-29 16:32 | ドラマ・映画
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