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月夜の蟹


ようこそのおはこびで      厚く御礼申し上げます
by 白虎
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日向(若)専務

ちょっと遅くなりましたが、『官僚たちの夏 第七話』の感想を。

虎ノ介クンの再登場シーンはあっという間に終わっちゃいましたが、結構インパクトは
あったんじゃないでしょか。
仕事に情熱を注ぐ熱い男を、これまた熱く演じてましたね。
ちゃ〜んと
「アケボノ自動車専務 日向 毅」
ってスーパー入れて貰えたし。
エンドクレジットもピンだったのがちょっと嬉しかったです(♯´艸`)

極秘法案だった「自動車三社構想」を通産大臣の風越への嫉妬(!?)からマスコミに流され、怒った中小の業界各社が通産省に押し掛ける。
その中に若専務@虎ちゃんの姿も。
朝原社長亡き後、娘婿さんは専務になったんですね。
(ってことは、お義母さん@市毛さんが社長か)
風越を見つけるや、後方から一生懸命大勢の人波をかき分けて必死の形相で前へ出て来る彼の姿に、法案に危機感を募らせる日向の焦燥がよく現れてたと思います。
虎ちゃんが周りより小さいから尚更必死に見えると云うか…。

前回はツナギ姿でしたが、抗議団の今回はスーツにネクタイ。
どうでもいいけど、虎ちゃんは昭和レトロな出立ちが何気に嵌るなぁ。
でもって風越に猛然と抗議する日向。
いつも思うんですが、自分より図体のデカイ相手に向かってちょっと見上げる形で食って掛かる虎ちゃんが好きです。
「負けないぞ!!」って云う気迫を凄く感じるんですよ。

「三社構想」は行政が押し付けるものじゃない、お互いに理解、納得の上で…と言う風越の説得に、『理解も納得も出来ませんよ!自由にやらせて下さいよ!』と反発する日向。
前回、試作車の開発にあれだけ熱心に取り組んでいたのだ。彼はきっと、社長が亡くなってから今日まで、会社を大きくしようとがむしゃらに頑張っていたに違いない。
そこへ持って来て「大きい車は限定大手三社まで」なんて言われちゃったらそりゃ怒るだろうし、持ってる新聞叩き付けたくもなるだろう。

大臣の放言のおかげで、結局法案は国会に上げられる事無く廃案になってしまったけど、この先のアケボノ自動車がどうなったのか位は劇中で教えて貰えるのかなぁ?
再々登場があったりすると嬉しいんだけど。

「四草」以降これまで何かと警察の御厄介になる役が多かった虎ちゃんですが、今回は市井の小さな町工場で、仕事に誇りを持って懸命に働く真面目な青年役だったのが良かったなぁと思います。
描写は無かったけどちゃんと嫁も貰って、家庭を持ってたし。
今後もこの路線で、NHKの土曜ドラマなんかに出て来てくれないかな。
出来ればコメディだったりするとなお良いな。
凛々しい虎ちゃんもいいけど、素に近いフンワリした役も見てみたいです。
ちょっとずつ役の幅も広がってきてるし、今後に期待しよう。
by baihu667-shie | 2009-08-18 19:35 | 加藤虎ノ介
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