月夜の蟹


ようこそのおはこびで      厚く御礼申し上げます
by 白虎
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カテゴリ:Favorite books( 5 )

銀二貫

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

ドラマはまさかの善次郎のアップで「完」(笑)
銀二貫にまつわる長い年月の物語を、上手くまとめた良いお話でした。

大火で焼けてしまった天満天神宮への寄進の為に用立てられた「銀二貫」と云う大金が、
全く違う目的で使われて行きながら、その価値に見合った形で人々を活かしていく。
仇討ちによって父を無くした侍の子「鶴之助」後の寒天問屋井川屋の丁稚「松吉」を中心に、
幾度となく繰り返す火災を乗り越えて生きる大阪の人々の逞しさと、他者を気遣う優しさが
心に染み渡り、そしてまた大阪商人の商人としての生き方や心意気のようなものが堪能出来て、
読後には清々しい気持ちになりました。

時代小説はどちらかと云えばお侍の話しが多いものですが、
こう云う庶民の生活にスポットをあてたお話と云うのも、当時を偲ばせて面白いものです。
特に大阪が舞台だと、市井の人々がより活き活きと生活しているように感じて、
読んでいてとても小気味よい気がします。
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by baihu667-shie | 2014-06-06 20:01 | Favorite books

まこという名の不思議顔の猫

まこという名の不思議顔の猫 まこづくしの総集編

どれくらい前からか、自分へのクリスマスプレゼントは「本」にしています。
気にはなるけど、普段は手に取らないような本を思い切って(笑)
今年はこれ。

新聞の隅っこの、ちっちゃなちっちゃな記事が目に入って「これだ!!」思わず叫ぶ(笑)

今はもう無くなってしまったけれど、まこちゃんのブログはずっと見ていました。
本も実は4冊も出ていたのだけれど、結局縁がないまま…。
で、今度のは総集編。
これはもう買わないとダメだわ!って。

単純に「変な顔の猫」って云うそれだけじゃない何かが彼女達にはあって
それは添えられた言葉を読むと良くわかるのだけど、
きっとうんと色んなものを心の中に持っていて、それをちょっとだけ見せてくれる事で
自分の中のモヤモヤと絡まってるものを、たまには表に出して解してみようかな…
って気にさせてくれる。

言語を持たないモノ達との暮らしって、そう云うところが面白くてちょっと切ない。
もちろん、しっかりと責任を果たさなければならないけれど、出来る事なら
私も小さき者達と暮らしたいな〜と思ってしまう一冊です。
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by baihu667-shie | 2013-12-19 21:42 | Favorite books

誰の心にも闇が

死ねばいいのに

死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは―。

京極夏彦のファンであると云う以前に、タイトルに惹かれた。
なんとあからさまで強い「呪詛」の言葉をもってきたものだろう。
けれど、読み始めてすぐにタイトルから想像していたものとは全く違うものを感じた。

若く、一見して軽薄そうな死んだ女の事を聞き回る男は、自分を無知だと言いながら、
その女と関わった人間それぞれの心の核心を突き、暗部を浮き彫りにして行く。饒舌に。
残酷な言葉の裏にある真理。
なぜ、死なない?
なぜ、死ねない?
畳掛けるように問い詰める男の言葉に、自らも追い詰められて行く錯覚…。
目眩がする。

購入してから、一晩で一気に読んだ。
読後に爽快感などまるで無い。
むしろ粘り着くような情念と云うか、底の知れない昏い感情が残る。
断っておくけれど、これは褒め言葉。
さすがです、京極センセ。
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by baihu667-shie | 2010-05-19 19:26 | Favorite books

数えるから、足りなくなる。

数えずの井戸

ベースは有名な『番町皿屋敷』
あの、お菊さんの幽霊が井戸から出て来て皿を数えるお話です。

なぜ菊は、夜な夜な井戸の縁で皿を数えなければならなくなったのか…。
なんとなく知っているようで、細かいディテールはあまり解っていない。
各地にあまたある皿屋敷伝説を集約して作られた京極夏彦ならではの哀しく儚いもうひとつの『皿屋敷』

「井戸」「皿」そして「数える事」がこの物語全体の軸となり、主立った登場人物それぞれの視点で
粛々と物語が進んで行く。
全てに足りている女、もっと欲しいと思う女。
足りているのに足りないと感じてしまう男。
そんな男の虚無を、激しく憎むもうひとりの男…。
それぞれが別の人物でありながら、実は同一人の複写であると著者はインタビューで語っていますが、
なるほど裏表の関係であると思いながら読み進めて行くと興味深いものが見えてきます。
数えるから、数えてしまうから足りない、満たされない。
その満たされなさが凝って狂気となった時、悲劇の幕が上がる—。
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by baihu667-shie | 2010-02-17 20:36 | Favorite books

『緒方洪庵 浪華の事件帳』築山桂


NHK土曜時代劇
『浪花の華〜緒方洪庵事件帳〜』

やっと原作を読み始めました。
時代小説は好きでよく読みますが、この本は文章がとても読みやすいので「これから
時代小説をよんでみようかな」と云う方にはお薦めです。

ドラマを見ていた方は御存知のこの物語は、
痘瘡(天然痘)の対策として牛痘を用いた「除痘館」を設立し、その撲滅に尽力した『緒方洪庵』の、大阪での修行時代のお話です。

備中足守(岡山県吉備郡)で武家の三男として生まれた緒方章(後の洪庵)は、幼少より身体が弱く、武芸で身を立てるのを諦め医学を志し、父親の赴任先であった大阪で、蘭方医 中天游の開く「思思斎塾」で蘭学を学ぶ。
「天下の台所」として栄えた江戸時代の大阪で、そこに住む人々や、男装の美剣士「左近」との出会い、謎の組織「在天別流」との関わりによって様々な事件に遭遇する章の成長物語であり、痛快娯楽時代劇。

物語の中では当時の大阪の町や人々の様子がとても活き活きと描かれ、また、難波の宮から千年続いている歴史と文化、伝統の息づく古都『大阪』を感じる事が出来ます。

ドラマでは幾つかの話からエピソードを抜き出して纏めていたようですが、30分枠、
全九話の番組では惜しいくらいの面白さでした。是非DVDにして欲しいと思います。
何と云っても虎ちゃん出演作品ですしね(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

原作の章は、ドラマより少し大人な感じ。
でも、読んでいるとつい台詞が窪田くんや栗山さんの声で再生されてしまいます(笑)
まだ『禁書売り』の途中ですが、『北前船始末』の「佐伯京次郎」の出番を心待ちに
しつつ、読み進めているところです。
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by baihu667-shie | 2009-03-13 21:28 | Favorite books


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