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月夜の蟹


ようこそのおはこびで      厚く御礼申し上げます
by 白虎
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ライフログ

『見える』と云うこと

満を持して始まりました、
NHK土曜ドラマ『チャレンジド』

第一話は蔵之介さん演じる中学の国語教師「塙啓一郎」が、突然の病で全盲になり、それでも教職を諦めずに
懸命のリハビリを経て、妻の故郷でもある静岡で再び教壇に立つまでを描いていました。
全五回と云う短いスパンの中での第一回目はかなり駆け足な感じもありましたが、制作側は「失明後の塙の在り方に重点を置いた物語にしたい」と言っていました。
同じく全盲の元教師「筧 丈治」の言葉にもあるように、『新しい力』を得た啓一郎と周囲の人々との今後の展開を楽しみに観ていこうと思います。

物語的には、啓一郎が復職を目指し自力で教育委員会に掛け合う際に受ける冷たいあしらい、新しい中学での教員同士のやりとりや子供達との関わり等、かなりデフォルメされたステロタイプな印象があったものの、蔵之介さんのパワフルな演技に圧倒されて、これはこれでありかも…と思えてしまうのが凄い(笑)
蔵之介さん自身はこの役についてかなり悩んだと云うような事をおっしゃってましたが、全力で、まさに体当たりに演じている様子に、観ている方が力を貰えるような気がします。

そして啓一郎の頑張りはもちろんの事、それを支えて励ます妻の言葉が素晴らしい。
彼女の存在が勇気を後押しし、力となって啓一郎に前を向かせる。
自分が同じ立場になったとしたら、果たしてあんな風に明るく前向きに夫に向かえるかどうか、全く自信がありません。
きっと夫以上に狼狽え、悲嘆に暮れてしまうんだろうな。

土曜スタジオパークのインタビューの中で蔵之介さんが、
「人は誰でも何かを乗り越えながら生きている。みんなチャレンジドなんだ」と答えていました。
健常かそうでないかが問題なのではない。
ただ受動的に「見る」事と、積極的に「見ようとする」事は違うんだと気付かされるドラマでした。
ポン太(本名はハックだそう)可愛かった。

お昼の土スタでは終始笑顔で、ご機嫌な様子の蔵さん。
お芝居もインタビューも、常に「楽しもう」とする姿勢が好きです。
素で話す時の柔らかい関西イントネーションが心地良いなぁ。
事前アンケートでの蔵さんに演じて欲しい役は
「同性愛の恋人」
が断トツ一位でしたが、蔵さんなら妖しくも、繊細にも、どんなふうにでもきっと素晴らしく演じてくれる事でしょう。
ちなみに他の選択肢は
「高層ビルの窓拭き清掃員」
「余命わずかの電車運転手」
「樹齢1500年の大木」
私が投票したのは「高層ビルの窓拭き清掃員」でした。最下位でしたけど(笑)
メール読まれてちょっとビビったw( ̄△ ̄;)w
by baihu667-shie | 2009-10-11 15:59 | 佐々木蔵之介
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